2011年6月 のアーカイブ

北海道中小企業家同友会《エフピコ愛パック(株)》見学会に参加して

2011年6月22日 水曜日

障害者問題委員会6月移動例会に参加し、石狩新港に昨年10月に開設されたエフピコ愛パック北海道工場に行ってきました。

エフピコ愛パック(株)は、障がい者の就労の可能性と職域を広げていくことを目的に設立され、『就労継続支援A型』の事業所認定を受けています。

 

 

 24名の参加者

 

 

 

 

 

 北海道工場では15名の障害者が働いていますが、全国では667名雇用しています。障がい程度は、重い方のほうが定着率がよく、学校の先生には、1日の作業に従事できる体力をつけることをお願いしているようです。仕事は、朝8時30分のラジオ体操から始まり夕方5時までの勤務。週休2日制で他に祝日が休みです。昼食は12時から45分まで、3時に15分の休憩に入ります。

  

   厚生労働省から障害者雇用優良企業認定をうけました。

 

 入社したての社員はなかなか立ち続けることができずに、3時過ぎたら座り込んでいたのが時がたち、体が慣れてきたら5時の終了時間まで立ったまま作業ができるようになりました。工場の設備が、それぞれの担当部署に最適に作られていますが、障害のある人たちに作業をしてもらい、職員は質問に答える形になっています。確認をして次の作業に入ることの繰り返しで、3か月から6か月経過すると1人前の作業員です。ボーナス・昇給・有給休暇・etc総ての社員としての条件は健常者と同じです。休暇のたびにあちこち小旅行に行っている話を聞いて北海道工場の社長も驚くほどです。障害者の社員は、お金をためて親(本州在住)に逢いに行きたいとか、結婚して一家を成したいとか様々な夢を持っているようで、会社に入ったことで仕事を通して自立につながっているようです。

 

トレーの回収では、PET・OPS・クリスタル・PP・PVC・PLAが赤外線で選別される北海道内初の機械が導入されていました。工場内は24度の室温が保たれるようになっていますが、作業員銘々のところに冷風装置が付いています。一定の室温を保っても個人一人一人に暖かさ寒さの感じ方は違います。上着をはおり作業する人や、半そでで作業する人など個人の体調に合わせて調整しているようです。

 

 

広島の本社工場は北海道の10倍の設備があるようです。北海道でも食品トレーの回収作業、リサイクルトレーの活用の中で、もっと雇用が増えていけばよいですね。

 

元気ジョブ  中山

 

三浦敦子(あんだんて)さんの個展案内

2011年6月21日 火曜日

特定非営利活動法人 地域障害者活動支援センター創生もえぎ“ あんだんて”三浦敦子さんの花の点描作品が『ギャラリー喫茶あるぺん』で展示されます。期間は7月4日から7月30日まで。興味のある方は一度行ってみては・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元気ジョブ 中山

フォーラム開催のお知らせ

2011年6月21日 火曜日

YOSAKOIソーランも終わり、札幌にも暑い夏がいよいよやってきました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

NPO法人コロポックル様よりフォーラムのお知らせがありましたので、案内させていただきます。

詳細は下記をクリックしてご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

お申込み・お問い合せ

朝日新聞厚生文化事業団「高次脳機能障害」係

http://www.asahi-welfare.or.jp

 

元気ジョブ 山野

施設紹介 第28弾 “アトリエアール”

2011年6月16日 木曜日

札幌市中央区北5条西11丁目 ライズ北5条ビル4Fアトリエアールさんにお邪魔しました。北5条手稲通りに面した1階に市民生協の入ったビルです。田邊代表は元山の手養護学校に勤め、30年ほど前から子どもたちに工芸を教えるためにアトリエアールを開きました。最初は福祉予算も出ず、持ち出しで苦労をしたようで、今でも色々な苦労があるようですが、技術の習得に一生懸命な生徒さんをみると、その作品に満足することなくより良い作品をつくることとに生きがいを感じて苦労を友(伴)?に作成に意欲的です。

 

Q,作業所の区分・利用者数は?

A,地域共同作業所で、心身障害者・・・知的障害.心臓疾患.筋ジストロフィー.透析.精神障害・・・その他です。利用者数は16名定員です。

入院とか、病欠が多くなかなか全員はそろいません。

  

Q,モットー・目標は?

A,製品を大事にするのではなく、個人を大事にし、甘えないし同情売らない、一般の企業と同じレベルになることが目標ですが、お情けではなく商品を買ってくれた人には大事に長く使ってほしいと思いますが、ここでは、『自分で自分の個性を見つけ伸ばす』その手助けをするだけです。

  

Q,現在行っている業務は?

A,金属工芸、七宝工芸、木材工芸、皮革工芸、手芸ですね。材質の違うもののコラボも試みています。

知らないものの強みでしょうか、金属と革、木材と革で作品を作っています。

  

  

 

 

  

 

Q,職員が心がけていることは?

A,固定概念、規定概念をもたない、常に対等に考え大事にする。

職員から押し付けないで、個人の趣味、生活の中から個性を引っ張り出すようにしています。

  

Q,アピールポイントは?

A,仲間の仲が大変良い、絶えず笑い声が響いています。皆で持ち寄ったおやつを食べるのも和気あいあいと皆で食べるからなおさら美味しいんですね。

  

Q,欲しいと思っている業務は?

A,金属工芸、七宝工芸の記念品とか注文ですね。結婚式の引き出物とかあればね~

     

 七宝は1色ごとに機械に入れて焼きつけます。冷めてから復別の色をかけて焼きつけの繰り返し作業です。

 

Q,今までの業務で良かった、思い出の業務は?

A,国体の記念品作りが、高収入で作った喜びも大きく良かったですね、後は、私立高校の壁画を頼まれ謝礼がアトリエアールの運営費に回せて良かったことですね。昔は市の補助はありませんでしたから。

 

Q,今までの業務で失敗したことは?

A,失敗するから成長するので、何事も失敗とは思いません。子どもがナイフで鉛筆を削る、失敗して血が出ると痛さから気をつけるようになりますし、他人にもナイフを振りかざさないと思います。痛さを知っているからね。

失敗は糧になると思います。アトリエアールでは、どんどん失敗をして、考えてもらうようにしています。

 

Q,今後の活動方針は?

A,地域活動支援センターになりたい希望はあります。

好きな事をやりながら、それが生活の糧になれば良いと思う。

ここは、物作りの基本が覚えられますが、1つにこだわれば、その知識は総てに通用します。学校で数字を数えれない人も、作品の台の足を作るのに先に4本を切って段取りを取れば仕事がやり易くなる。1台に4本の足なら、2台、3台、作るのに足は何本用意するのかそういうことから数を数えていくことが身につきます。1つの物づくりにこだわれば、その知識が他の作業になっても生かされてくると思います。

工賃・生産性も大切なことですが、それ以上にこのような基本が大切だと思います。

ここは、自分たちに投資している場なんです。

 

Q,各作業所の平均工賃アップの為には何が必要ですか?

A,個性と完成度、同情で売らないことが大切、教えるために妥協しない、個人を信じたらレベルに至るまで甘やかさない。

 

Q,各作業所のスキルアップの為には何が必要と思いますか?

A,これは難しいですねェ~。自分のところで手いっぱいです。

 

Q,元気ジョブが目指している「作業所同士の連携」についてどう思いますか?

A,大事なことだと思う、お互いの作業所同士の理解(何をやっているのか)が足りないので知り合いたいですね。

 

Q,宣伝をどうぞ

A,今年の10月7日・8日キタエールで作品展を行います。皆さんに知ってもらって来てもらえればうれしいです。 

 

職員の吉田明さんは筋ジストロフィーのメンバーさんが通って来られなくなったので、土曜日にもメンバーさんの家に行って、何かとお手伝いをしているようです。 

どちらの作業所でも職員さんの努力の姿に接して、あらためて私ももっと頑張ろうと思いました。

 田邊先生は、江別と赤井川にもアトリエがあり忙しい毎日です。送迎もやりながら、取材にご協力いただきありがとうございました。益々のご発展を祈っています。

 

元気ジョブ 中山

被災地支援報告会おこなわれる

2011年6月7日 火曜日

6月3日、北海道クリスチャンセンターで『被災地支援報告会(実行委員会代表・この実会加藤孝氏)』が開催され、約100名の人が集まりました。

岩手に入った「朔風」の森本氏の司会で、犠牲になった被災者に黙祷を捧げライフ」の石澤氏の主催者挨拶(加藤氏は都合により欠席)で報告会は始まりました。

以下、被災地支援に入った4事業所からの報告(要約・敬称略)。

竹田 保(HOP障害者地域生活支援センター 代表理事)

3月13日には神奈川で支援物資を調達、北海道からも支援物資を調達し石巻へ。

ドロ出し、病院などへの送迎を中心とした移動サービスを現在も行っている。

初めは支援物資を届けようにもドロで車が動かない、また痰吸入のカテーテルが手に入らない。とりわけ多くの車が押し流されているなかで移動手段の確保は緊急の課題であった。

障害者ばかりでなく避難している人に分け隔てなく支援。いずれ自分たちがいなくなった時のことをふまえ支援のありかたを考えているので、来年の3月頃までには現地の人々に徐々に活動を引継いでいきたい。

現在地域で活動できる状況をつくるため現地の人を2名雇用している。

当初福島では20㌔圏内に多くの障害者・高齢者がとり残され、福祉事業所が避難・ヘルパーがこない・引っ越し業者もこないなどの問題が起きていた。

馬場 篤子(福岡県 拓く 常務理事)

何かできることはないか、いてもたってもいられないということと、これからの法人のありかたを考えようということでローテーションを作り支援に参加。

避難所ではパン、オニギリなど同じ食料が続いたり不衛生な布団の上の生活をよぎなくされ最低限の生活の保障すらない状況があった(PPTで被災地の現況を写し紹介)。

様々な社会資源と人材をコーディネイトする力が弱いことを感じている。

法人としては自家発電・非常食の確保や職員のコーディネイトする力をつける、日頃から地域とのつながりを創っていきたい。今後も「飛び込む力」「受け止める力」を大事にし被災者自立を支援したい。

郡 吾郎(この実会センター24 サービス管理責任者)

岩手県から道が要請をうけ、被災地の障害者施設へ応援派遣されたグループに所属事業所から参加。

4月9日から5月29日まで(各班一週間ずつ、6名編成、全10班)の第4班として参加。

向かった先は山田町(凄まじい被害の状況がPPTで写し出される)の「はまなす学園」利用者38名、「ケアホーム 希望」利用者11名。津波により施設建物は壊滅的被害をうけたが、利用者・職員は全員近くの裏山に避難し幸いにも人的被害はなかった。

避難所での生活が大変だったため、4月11日からすでに買い上げていた旧陸中海岸ホテルへ移ったところに応援に入る、朝5時から夜の9時までポータブルトイレの処理、食事介護、その他折り紙・塗り絵、散歩等の日中活動を支援、もちろん泊まり勤務も行う。

支援物資は比較的あったが衛生物資が不足し、仮設トイレも和式で不便だった。

大加瀬 敦(元気ジョブ)

「被災地障がい者センターみやぎ」にボランティアメンバーとして4月12日から4月27日まで参加し、主に避難所での調査を行い、支援を必要とする障害者へ物資の配達や移動・入浴介助などの支援活動に協力してきた。

そこのセンターは障害当事者の意志を最優先し徹底した個人支援を行うことを基本として、電話での問い合わせにも一度出かけていってまず顔を合わせたうえで活動している。

役場の資料なども流失しており、地域に住む障害者の所在や安否の確認をとるための情報も少なく、社福や作業所に属していなかったり在宅でのサービスを利用していない障害者は孤立を深めている。仙台などの大きな都市では札幌と同じように障害者が受けることができるサービスなり作業所が一定数あるが、東北の小さな町村では震災前からそもそも少なく限られていた。

一般の避難所での障害者の生活は困難を伴い家族が周囲に隠しているケースも多い。

日常、普段から地域とのつながりの必要性をあらためて考えさせられた。

この4氏からの報告を受け、会場からの質疑応答。

最後に竹田氏が、

「今回の大震災をとりまく障害者の状況は阪神の大震災の時と何ら変わらない。この17年間は何だったのかということが問われている。札幌でもし極寒の雪のなか被災したらどうなるのか?私たちの課題として常設の障害者支援センターを考えていきたい」と締めくくり報告会を終えた。

元気ジョブ 織本

被災地の授産商品販売

2011年6月4日 土曜日

先日お伝えした、被災地の授産品販売が各所で始まりました!

被災地からの仕入れに元気ジョブも協力させて頂いています(ちょっとだけ)。

各所の販売協力に感謝!!ということで、早速販売の様子を見に行ってきました。

まずこちらは北大祭で『元気ショップ いこ~る』さんが出店販売されている様子です。

↓ 通常の授産製品に加えて被災地の商品を販売しています

お祭り初日の昨日は平日ということもありまだ人出はそれほど多くはありませんでしたが、外部から来た方々が様々な商品を手に取っていました。

被災地の商品の中では油麩(あぶらふ)』が珍しいということで売れていたようです。

東北の障害者授産施設では、震災の被害で販路を失って困っているというケースが多いとのことですから、ここで沢山売れてくれるといいですね~。

で、お隣は『朔風』さんから『雑貨屋 えるむ』の出店。メンバーさん達が一生懸命呼び込みをしていました!

↓こちらでも通常の商品に加えて被災地の授産品を販売しています

どちらも北大祭の期間中(6/1~6/5)は販売を行っているとのことですので、是非近くを通りかかった際には足を運んでみて下さい!

こちらは札幌駅西コンコースにある店舗の方の『元気ショップ いこ~る』さん

店舗内でも被災地の商品を販売しています。

入ってすぐのところですから目立ちますね~ご協力感謝です!!

最後に大通り地下コンコースのご存知『元気ショップ』さん

店内入ってすぐの目立つところにBIGサイズの看板付きで置いてくれていました!!

写真を撮っている間も沢山の人が商品を手にとって見てくれてましたよ。

(撮影が邪魔だったかも・・・ショップの皆さんごめんなさい)

新聞などでも取り上げられていましたが、大阪などでも同じような試みが行われて反響を呼んでいるそうですし、札幌も負けずに沢山売りまくりましょう!!

皆さんもご協力よろしくお願いします!

元気ジョブ 大加瀬