障がい者施設紹介

北の沢デイセンター

No. 27

今回は、南区にある『北の沢デイセンター』を訪問してきましたのでご紹介致します。北の沢デイセンターさんには、これまでに中央区と南区の区域に木育遊具、帳票伝票の配達をお引き受け頂いております。そこで、ご担当の新居さんに施設のことについてお話を伺って来ました。

Q1. 福祉サービスの種別と利用者数を教えてください。

A1.

①生活介護事業で定員30名
②就労継続支援(B型)事業で定員10名
③日中一時支援事業で定員7名です。

Q2. 作業所ではどのような業務を行なっていますか?

A2.

それぞれの福祉サービス種別で、いくつかのワーキンググループがあります。
【 生活介護事業 】
「あすなろグループ」は、チラシのポスティング、ティッシュの袋詰め、袋折、元気ジョブから受注した配達の仕事などを行なっています。
「カランコグループ」は、藍やたんぽぽなどの草木染めや機織りの作業をしています。
「花卉グループ」は、野菜や花を育てたり、『コミュニティガーデン・みんなの丘』のメンテナンスを行なっています。
「園芸グループ」は盤渓の作業場で腐葉土の袋詰め、種イモの袋詰め、などを行なっています。

【 就労継続支援(B型)事業 】
「実習グループ」は、メンバー(利用者)と職員が企業に行き(引率実習)、ビニールやペットボトルの分別作業をしています。
「クッキー工房」は、川沿の「ちゃれんじ」でクッキーを製造して元気ショップやコンビニなどに出荷しています。
「旧道茶屋」は、東海大学さんと共同運営している喫茶店です。メンバー(利用者)が店内の清掃をしたり、イベントなどでは販売スタッフとしても活躍しています。

Q3. 事業所でのモットーや目標などがあれば教えてください。

A3.

メンバー(利用者)が作業の力を伸ばしながら、それぞれの得意なことで活躍できる環境づくりを目指しています。

Q4. 何か欲しいと思っている業務がありましたらその内容を教えてください。

A4.

年間を通して、継続して行なえる仕事がほしいです。

Q5. アピールポイントはございますか?

A5.

メンバー(利用者)の得意な作業の幅があるので、作業手順を分けて効率アップを目指しています。

Q6. 今までの業務においてよかったこと、役にたったことがあれば教えてください。

A6.

収入面では配達の業務で、作業面では封入作業がよかったです。配達の作業ではお届けしたところで「ご苦労様~」と声をかけていただき、感謝し感謝されて働く大切さを、改めて実感しました。

Q7. これまでに業務を受注して困ったこと、失敗したことはありますか?

A7.

納期までの期間が短い仕事のとき、作業活動時間だけでは間に合わずに、職員だけが残業をしなければならなくなったこと。

Q8. 今後の活動内容、方針等があれば教えてください。

A8.

メンバー(利用者)ひとりひとりが役割と責任を持って働くことが基本ですが、高齢化の問題も含めて、適正な仕事量を継続できるようにしたいと思っています。

Q9. 最後に、工賃アップの為にどうしたらよくなると思いますか?

A9.

効率良く動けるように段取り・工夫をすること。また、自分たちが得意な仕事内容を明らかにして、受注のチャンスを拡げていくことも大切だと思います。

園芸グループ
園芸グループ
カランコグループ
カランコグループ
あすなろグループ
あすなろグループ
クッキー工房
クッキー工房
本当にいろいろなことに取り組みをしていて利用者さんの「活躍の場」を考えているのが伝わってきました。
北の沢デイセンターの新居さんには、お忙しいところ取材の時間をとって頂き、ありがとうございました。
法人名
社会福祉法人藻岩この実会
施設名
北の沢デイセンター
施設形態
生活介護
住所
札幌市南区北ノ沢1904番地
電話番号
011-572-2522

記事担当:元気ジョブ 小形 忠寛