障がい者施設紹介

アベニュー16

No. 147

地下鉄東西線西18丁目駅5番出口から徒歩1分以内に有る、軽作業を請け負っている事業所の施設長の中村様より、お話しを伺って参りました。

Q1. 福祉サービスの区分と利用者や現状を教えて下さい

A1.

就労継続支援B型事業所で定員20名です。
男女の比率は、男性6人:女性4人です。
年齢は20代から70代まで幅広く、平均すると40~50代の方が多いです。

Q2. 事業所では、現在どの様な作業を行っていますか

A2.

お節料理の箱作り作業、飼料や宅配に使用されるビニールのカット作業、ダイレクトメールの封入作業やチラシ折りなどをメインとしております。その他、屋外の作業としてポスティング作業も行っております。

Q3. 職員の皆様が心がけている事を教えて下さい

A3.

作業全体の流れを理解し、達成感を得られる様に、できるだけ一つの作業を一人で仕上げる様にしております。中には一人では難しい場合もありますので、その時は二人組になるなど、互いに助け合いながら作業を進める様にしております。作業の得手不得手や好き嫌いは様々なので、本人に合った作業を振り分けられる様に気をつけております。また、作業の手順についても、基準で決められた手順だと難しい場合は、仕上がりに影響がない範囲で、本人がわかりやすい手順で行うなど配慮しております。

Q4. 新しくチャレンジしたい仕事はありますか

A4.

この先長い目で考えると、パソコンを扱うことを導入していくべきと感じますが、現状では事業所内でまだ整備が難しいと感じています。チャレンジしたいとは違いますが、工賃UPに寄っていくと色々な事が出来る人に向けた作業に偏ってしまうので、逆に誰でも関われるような昔ながらの内職作業の必要性を実感しています。

Q5. 作業効率を上げる為にやっている事を教えて下さい

A5.

分業によって作業スピードが上がる場合は、工程を分けて効率をアップします。また、これまで職員が関わらなくてはならなかった工程(検品や仕分けなど)に、利用者さんも関わることで、全体の効率が上がるのではないかと思います。

Q6. 今後の活動内容、方針等を教えて下さい

A6.

基本的な方針は今と変わらず、個人に合った作業を提供し、一人一人が自分のペースで力をつけて行ける様な事業所運営を目指して行きます。但し、就労支援の事業所ではありますが、就労に向けた訓練を一番に考えるのではなく、何より人と人との関わりを大切にして行きたいと思います。

Q7. 自慢できるところを教えて下さい

A7.

アベニュー16は就労支援の事業所ですが、作業時間とは別にレクリエーションの時間を組んでおります。作業だけでは疲れてしまう人も、市内のあちこちへ外出したり、室内では麻雀やゲームなど自分の好きな事をして過ごす事で、心のゆとりが持てる様にしております。また、絵画や写真、音楽活動などの創作活動では、作品展への出展や演奏会への出演など活動の幅が広がっております。

事業所入口
事業所入口
楽器
楽器
展示会
展示会
箱折
箱折
作業室
作業室
入居ビル
入居ビル
お忙しい中、取材の時間を頂き誠に有難う御座いました。これからも、元気ジョブとしてサポートをして行きます。
法人名
社会福祉法人 札幌あさひ会
施設名
アベニュー16
施設形態
就労継続支援B型事業所
住所
札幌市中央区大通西16丁目1-13  けいほくビルB1
電話番号
011-676-8461
FAX番号
011-676-8351
ホームページ
https://asahikai.org

記事担当:元気ジョブ 前野 充