今回はNPO法人自立支援センター歩歩路が運営する「工房はまなす」さんにお伺いしてまいりました。
Q福祉サービスの区分と利用者や現状を教えてください。
A サービス区分は就労継続支援B型事業所です。現在は、重度の身体障がいのある方も含めて17名の利用者様が作業を行っております。
Q 事業所では現在どのような作業を行っていますか?
A 主に機織、刺繍、草木染(藍、玉ねぎ)、ミシン作業です。機織は8名、クロスステッチは5名の利用者様が行っております。染物は生藍染め(8月~10月)、藍染め(通年)、玉ねぎ染め(通年)、札幌黄(なかなか手に入らないのですが)を使っての染めです。
作業をしている利用者様に訊いてみました

Q さき折(機織)は難しくないですか?
A 常に端を綺麗になる様に気を付けて織っています。間違えても簡単にはほどけないので苦労しています。
それにかたく作ると肌触りが悪くなるので、力加減が難しいです。でも色々な糸を使って作っていくので楽しいです。
Q クロスステッチってカラフルできれいですね。色はどうやって決めているのですか?
Aスタッフと相談しながら決めています。
Q細かい作業で難しそうですね?
A 布地の四角の大きさによって刺しやすさが違うので難しいです。
Q 現在の仕事の取り組みついて
A 販売の促進、工賃向上を目指して製品づくりを利用者様と共に取り組んでいます。札幌スタイルの認証製品として藍・玉ねぎ染めのランチョンマット、コースター、ストールがあります。
Q 今後チャレンジしてみたい事はありますか?
A 現状を維持しながら工賃向上を目指したいと思います。
Q 作業をするにあたりどのような点に注意していますか?
A 身体障がいのある方が全体の3/4を占めており、車椅子利用の方だと3倍のスペースを必要とするので、怪我のリスクなどを考え可動域の確保に注意をしています。
Q 事業所の方針、アピールポイントを教えてください。
A 物づくりを通して就労での生きがいを見つけることを目標としております。明るく、元気に仕事ができる事業所です。
就労継続支援B型事業所 工房はまなす
〒007-0836
札幌市東区北36条東1丁目8番6号
TEL 723-2515
FAX 723-2515
染め作業、機織り、クロスステッチなどいままで見たことがなかった作業を見学でき大変勉強になりました。いずれの作業も根気が必要で、私には絶対出来ない作業だなぁと思いました。これからも素晴らしい商品を作り続けてください。販売のチャンスを拡げることができるよう元気ジョブも頑張ります。
記事担当:元気ジョブ 富田